読書の時間をもつのは、時間を節約するため
最近、自分が本に付箋(ふせん)を貼るときの”ある傾向”に気付きました。
それは、自分のモヤモヤした思考が的確に言葉にされた文に貼るというもの。
自分が本に付箋を貼るところって、『新しい発見』というより『自分がモヤモヤ感じていることが見事に言語化されている文』が多いと気付いた。
誰かの言葉を借りながら、少しずつ考えを言葉にできるようになってる。— 銀三郎 (@ginzablow) 2018年3月1日
この傾向は、自分がつけるTwitterのいいねや、記事のブックマークにも見られました。
自分の悩みや考え事って、ほぼ確実に他の誰かがすでに経験している。
だから、その思考過程がきちんと文章になっている本を読むと、すごく頭の中が整理されます。
特に最近は、自分の思いや構想などを人に話す機会が増えてきました。
100%自分で考えた言葉で話せるのが一番良いんだろうけど、的確な表現をすでに誰かが生み出してくれているのなら、僕は躊躇(ちゅうちょ)なく誰かの言葉を借りて自分の考えを表します。
もちろん自分なりにアレンジすることはあるけど、いわゆる”車輪の再発明”にかける時間を、読書で一気に短縮させることができるからです。
車輪の再発明(しゃりんのさいはつめい、英: reinventing the wheel)は、車輪を題材にした慣用句であり、世界中で使われている。「 広く受け入れられ確立されている技術や解決法を知らずに(または意図的に無視して)、同様のものを再び一から作ること」を意味する。
引用:Wikipedia
1冊の難解な本を読み込むことは大事。
だけど、自分の経験や感覚に近い人の文章を読むのも必要だと思います。
そして僕はそういう本に出会うために、テーマを絞って複数冊を一気に読むという方法をとっています。
例えば今なら「編集」に関する本を古本屋でまとめ買いしたり、Kindle Unlimitedで片っ端から読んでいったり。
昔はそんなに本好きじゃなかったけど、考える時間の短縮になっている実感があるので、読書の習慣は続けられています。