他者コンテンツに乗っかってアクセスを稼いだ結果
こんにちは、銀三郎(@ginzablow)です。
ブログなりYouTubeなり、アクセスを集めるテクニックっていろいろあると思います。
その中の1つが『他者コンテンツに乗っかる』というもの。
人気の漫画、芸人のネタ、その時に話題になっているものを、自分のコンテンツに利用する方法です。
以下、僕が実践してきて感じた、メリットとデメリットを挙げていきます。
ブログや動画のアクセス数を伸ばしたいと思っている人にぜひ読んでほしいです。
この記事の目次
メリット
・アクセスが増える
僕は以前『おどってあそぼ』というYouTubeチャンネルを運営していました。
このチャンネルでは、有名アーティストの振付を解説した動画を配信。
まさしく『他者コンテンツに乗っかる』ものです。
具体的には『三代目 J Soul Brothers』とか『きゃりーぱみゅぱみゅ』といったアーティスト。
こういった流行りのアーティスト名や曲名をタイトルに入れることで、アクセスが激増しました。
数字としては、チャンネルの総再生回数が3,700万回超。
チャンネル登録者は10万人を超えました。
これは『振り付けを覚えたい』という需要もあった結果だと思います。
僕がやってた時よりは振り付け解説チャンネル増えてきましたが、まだまだ穴場のカテゴリーかと。
ダンスが得意でYouTubeで有名になりたい人は、今なら同じことすれば割とすぐ結果出せると思います。マジで。
振り付け解説のようなHow toもの以外でも、この手法を使ってみました。
これは現在放送中の人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』(以下『ヒロアカ』)をネタにしたもの。
『おどってあそぼ』とは別の個人チャンネルにアップし、再生回数は約1.1万回。(2017/9/4現在)
振り付け解説には及ばないまでも、チャンネル内の他の動画に比べると、再生のペースは約20倍です。(他の動画はだいたい500〜1,500回程度)
さらに、劇団スカッシュさんの『隙間男2』に乗っかったこの動画は、再生回数が約72万回。
一方、ブログでは以下のような記事を書いて『乗っかって』います。
ネットで話題になった「コンビニで現金払いはバカ」についての記事
人気漫画『カイジ』の名シーンをカプセルトイで再現する記事
どちらも、書いた当時のアクセスの伸びが、他の記事に比べて顕著(2〜3倍)でした。
このように、流行の他者コンテンツに乗っかるのは、アクセスを増やす手法としてはかなり有効です。
・ネタ切れしにくい
0からオリジナルのネタを作るのに比べると、話題になっているネタから展開していけばいいのでネタ切れしにくいです。
ただ、そのコンテンツに辿り着くほとんどの人は、そもそも自分のファンではなく、元ネタのファン。
自分のオリジナリティも出して、自分の作品を気に入ってもらえるように工夫しないといけません。
それができなければ、自分を見失います。
僕が『おどってあそぼ』をやめたのも
「ただ振り付けを覚えて説明するだけなら、他の人でもできるな」
と思ったからです。
デメリット
・評価が厳しくなる
アクセスは伸びやすい一方、人様のコンテンツに乗っかることは、元ネタのファンの気分を害したり、評価を厳しくさせます。
特にこの傾向は、ブログよりも動画で顕著にあらわれます。
実は先ほど挙げた2つの動画(ヒロアカ、隙間男)は、僕のチャンネルの中で低評価の割合が最も多い動画でもあります。
ヒロアカ動画の評価
隙間男 動画の評価
映画で漫画やアニメが実写化された際に「原作に対する愛を感じない」と酷評されることがよくありますが、その感覚に近いのだと思います。
なので、さっき「オリジナリティも出すのも大事」と言いましたが、あまりに出しすぎて原作の世界観をぶち壊すのも良くないです。
もちろん、低評価の理由は単純に『クオリティの低さ』や『好き嫌い』など他にも様々あると思います。
・消耗する
『流行りに乗る』という性質上、やはり話題になっている時が一番アクセスが伸びます。
熱が冷める前に記事や動画を作らないといけないスピード勝負なので、けっこう消耗します。
また、ブームはそれほど長続きしません。
ブーム終了とともにアクセスも伸びにくくなっていきます。
自分が『乗っかられる側』を目指す
以上のように、『他者コンテンツへの乗っかり』はアクセスを伸ばすためには確かに有効な手段です。
ただ、いずれは逆に『乗っかられる側』を目指すべきです。
なぜなら、たくさんの人に『乗っかられる』ことで、さらに自分のコンテンツが拡散されていくからです。
独自のコンテンツでファンを増やしていくってすごく地道で大変な作業ですが、僕も頑張って作っていこうと思います。
(ときどき他者のコンテンツにうまく乗っかりながら。笑)
おすすめの本
この本には話題になる、共有される、まねされるための6つの原則が書かれています。
自分のまわりで話題になっているものを思い浮かべても、確かにほとんど当てはまっているこの6原則。
「これさえ使えば自分も…!」と張り切って取り入れようとするのですが、なかなか難しいものです。笑
ただ、原則を意識することで大ハズレすることはなくなって、精度は上がってきたと思います。
さまざまな具体例が載っているので、きっとあなたのコンテンツ作りでも参考になるはず。