トラックボールは動画編集に向いているか?【ケンジントン Expert Mouse ワイヤレス トラックボール】
こんにちは。銀三郎です。
PC作業を長時間していると、マウスを使う手が痛くなってきますよね。
僕は特に手首を痛めるので、リストレストのあるマウスパッドを使っていました。
買った当初は「あ、確かにラクになった気がする…」とは思いましたが、劇的に改善されたわけでもありません。
それでもそのまま使い続けてたんですが、ある日
「マウスではなくトラックボールを使うと、手がラクで仕事も速くなる」
という話を聞きました。
そもそも「マウス以外を使う」という選択肢を考えたこともなかったので衝撃だったんですが、僕もさっそく導入してみたくなりました。
ただ、1つ心配が…。
それは、トラックボールを薦めている人たちは普通にネットを見たり、資料を作ったりといったPC作業を想定しているということ。
この作業内容が動画編集となった場合に、果たしてトラックボールはラクで作業効率も上がるのか…?
この記事の目次
ケンジントンのExpertMouse ワイヤレストラックボール買ってみた
けっこう値段も高いし迷いましたが、結局「使ってみなけりゃわかんない」ということで購入。
買ったのはこちら
ケンジントンはトラックボールに定評があるようです。
この商品は4ヶ月ほど前に発売されたばかりですが、いろんなサイトで評判が良かったので買いました。
内容物の一覧。電池、リストレストが付属しています。
成人男性の手に対して、リストレストを付けた状態でのサイズ感はこんな感じ。
ボールはけっこう重量ありますが、穴にハマってるだけなので、持ち上げるとすぐ取れます。
(本体を運ぶ時など、油断するとボールがすっぽ抜けるので注意)
通常のPC作業での使用感
・手の負担は軽減
1週間ほど使ってみての感想ですが、確かに手への負担はかなり軽減されているように感じます。
ただ、慣れるまでの数日は逆に手の疲労感は増してました。笑
・作業スピードは若干アップか
このExpert Mouseは4つのボタンに入力を割り振れるんですが、これが作業効率アップの肝の一つになると思います。
僕は今のところこの配置に落ち着いています。
この配置はかなり人によって変わると思うし、僕も引き続き試行錯誤していきます。
ポインターとスクロールの速度は若干速めの方が使いやすいなって思いました。
※Macの人はUSB接続でのみこういった細かい設定ができます。Bluetooth接続で考えている方は注意
【まとめ】
手のラクさ:アップ↑
作業効率:若干アップ↑
動画編集作業での使用感
・ドラッグが鬼門
指でボタンを押さえたままボールを転がすのがなかなか難儀です。
余計な力が入ってしまい、むしろ手が疲れます。
対処法として、ボタンに「ドラッグ」入力を割り振るという手があります。
一度ボタン押すとドラッグ状態になり、もう一度押すと解除。
ただこの方法だと、通常マウスでのドラッグが1クリック分で済むのに対し、トラックボールでは2クリック分が必要になります。
僕はPremiere Proとかで結構ドラッグを使うんですが、これに関してはむしろ作業スピードは落ちたかも。
・細かい作業は難しい
After Effectsで簡単にマスクを作成したり、PhotoshopやIllustratorでの簡単な作業はトラックボールの方が快適だなと感じました。
ただ、これがめちゃくちゃ細かい作業を素早くやるとなるとなかなか難しいです。
といっても、やってるうちに上達はしてきたので、これも慣れなのかなと思います。
また、トラックボール導入と同時に、キーボードのショートカットキーを今まで以上に意識して覚えるようになりました。
ショートカットキーを使っての作業効率はかなりアップしたので、今まで使ってたマウスに戻したらさらにスピードはアップするんだろうな…。笑
でも手のラクさはやはりトラックボールに軍配が上がります。
【まとめ】
手のラクさ:アップ↑
作業効率:プラマイゼロ
結局はその人に合うか合わないか
身も蓋もない話ですが、トラックボールが合う人には快適だろうし、合わない人にはマウスより使いづらいと思います。
個人的にトラックボールは気に入りましたが、「トラックボールは映像編集にめちゃくちゃ向いているか」と言われると、僕はそうは思いませんでした。
ただ総合的に判断して、マウスを使ってた時より快適になったので、トラックボールを引き続き使います。
普段はトラックボール。細かい作業はマウス。
みたいに使い分けるのもいいかもしれません。
また、もう一つ気になっている選択肢としてペンタブもあるので、今度はそちらにも挑戦してみようと思います。