「Ctrl + Z」で取り消せない恐怖【リノベーション】
こんにちは。銀三郎です。
ここ2ヶ月ほど、自分たちで古家の改修(リノベーション)をしていました。
知人が安く貸してくれるその家に引っ越すためです。
といっても、まだ完成はしてないんですけどね。
今このブログを書いている部屋は木材や工具だらけ。
しかも部屋のど真ん中に冷蔵庫が仮置きしてあります。
それでも風呂・トイレは使えるようにし、寝床も確保。
もう一つの部屋で普通に生活はできる状態です。
普段パソコンばかりしている僕は、ちょっと体を動かすだけでヘロヘロ。
嫁さんの方がパワフルに動いてくれて、実際ほとんど嫁さんがやってくれたと言っても過言ではない。
また僕も嫁さんも素人なので、リノベに詳しい友だちに多大なる協力をいただきました。
かなり無理なスケジュールにもかかわらず快く協力してくれて本当に感謝感謝です。
床張り、壁塗り、荷物運び等々を手伝ってくれた家族や友人たちもありがとう!
これまで父が日曜大工しているのを見たり、少し手伝ったことはありました。
それでも初めての事だらけで、学ぶことがたくさん。
その中でも目が覚めたというか、ショックを受けたことがあります。
この記事の目次
Ctrl + Zが使えない恐怖
パソコンって、ミスった時は「Ctrl + Z」(コントロールゼット)で元に戻せるじゃないですか。
リノベーションは、ミスっても取り消せないんです。
「何言ってんだこいつ」って思うでしょ。
いつもパソコンばかり触ってるせいで、感覚が狂ってたんだと思います。
「これネジ打ち込んだら、木も床も穴があくじゃん!ミスれねぇ!」
「この一本◯◯円の木、ここを切ればいいの?切るよ?ホントに切るよ?ミスったらゴミになるよ?」
作業を始めたばかりの頃はこんなことばっか考えてました。
ネジ打つのミスった時に
「あ、Ctrl + Z」
って頭をよぎった時は正直ゾッとしたよね。
「ゲームばっかりやってると、現実とゲームの区別がつかなくなる」
とはよく言いますが、あながち間違いでもない気がしたよ。
まあ実際は多少ミスっても割と何とかなります。
それでも失敗に対して自分がこんなビビるとは思わなかった。
いつか読んだ本に(村上福之さんの本だったかな)
「(プログラミングで)nullなり適当な値を突っ込んで実行する」
ってのが妙に気に入って、肝に銘じてきました。
つまり僕の場合は、動画編集で迷ったらとりあえず適当に編集してみて、違うなと思ったらまた次の編集を試してみる。
とにかく手を動かして、トライ&エラーを繰り返すわけです。
あまりにそれに慣れたせいで、失敗に対する恐怖心が無くなってました。(正確には無くなったと錯覚していた)
しかしこの度のリノベーションで
「穴をあけたら、穴は消せない」
という厳然たる事実にビビったのです。
躊躇なく木を切り、穴をあけ、ぶっ壊す友だちを見て、単純に「すげー」と思いました。
恐怖心を和らげる手段
何回も同じ作業をやってるとさすがに慣れてきます。
最初の段階でビビらず挑み、なるべくミスしない方法、それは
正確に準備すること。
長さを測って印をつけたり、最適な道具を選んだり。
事前に練習したり、知識をつけたりするのも準備の一つ。
正確な準備ができると、初めての事でも自信を持って実行できます。
こんな当たり前の事を、リノベーションで改めて思い知りました。
普段 失敗できるモノづくりをしている自分が、
失敗できないモノづくりをしたら、
こんなにビビるんだ。
あんまり準備に時間をかけすぎてスピード落としてもダメですが、準備って大事だなと思ったのでした。
おまけ
ヤスリのスキルを磨けばこんなこともできるようになります。
合成です。